ひまわりは、精神障害者福祉手帳を取得しています。
今回は、手帳の申請や取得で気がついた、手帳申請前にすべき、3つのポイントについてまとめます。
手帳の申請には、医師の診断書が必要です。
診断書は主治医に書いて貰う必要があります。
その部分は、医師に任せるしかありません。
けれど、実際に手帳を申請した「ひまわり」はこう感じました。
医師に診断書を書いてもらう前に、やるべきことがある、と。
申請は、手帳が取得できるかどうか、等級が何になるのかが決まる大事なものです。
3つのポイントは、「ひまわり」が手帳を申請する前にしておいて良かった、重要だと感じたことです。
次のポイントをおさえるかどうかで、手帳が取得できるのかどうか、何級になるのかが変わるかもしれません。
はじめて手帳を申請する方は、よろしければ参考にして下さい。
精神障害者手帳の診断書の原本を事前に入手しよう
とにかく、手帳申請用の診断書の原本を確認しないと始まりません。
診断書って、病院で貰えるんじゃないの?
病院によっては、原本を持っていかなくても、もらえるところもあります。
実際に、「ひまわり」も病院で発行してもらえました。
けれど、それより先に、入手した方がいいと「ひまわり」は考えます。
なぜなら、申請書ではあなたの生活能力を記さなければならないからです。
あなたの主治医は、あなたの生活のすべてを知っていますか?
・家族に頼っていることはないのか。
あなたの主治医は、それらを正確に把握しているでしょうか?
症状が軽く思われている可能性はありませんか?
私が手帳を申請したときの主治医は、診察はいつも1分くらいでした。
そしてその頃、「ひまわり」は自分の状態について、正確に話せる状況ではありませんでした。
(後に転院しました)
だから、申請をするとき、「ひまわり」は不安でした。
正確な状況を書いてもらえるんだろうか・・・・・・
正確に書いてもらうには、現状を伝える必要があります。
手帳の申請では、「日常生活能力の判定」が、自分の状況を説明する欄になります。
だから、その欄に何が書かれているのか、事前に知る必要があると「ひまわり」は考えます。
手帳申請用の診断書の原本は、役所の窓口でももらえます。
「ひまわり」は、役所で自立支援医療の相談をしたときに、偶然もらっていました。
そのときはわかりませんでしたが、後になって、その重要性に気づきます。
目を通しておいて、損はないはずです。
「日常生活能力の判定」の欄を確認しよう
「ひまわり」が手帳を申請したとき、診断書はA3サイズの紙1枚でした。
(自治体によって多少変化はあるかもしれません)
多くの記載欄がありますが、そのほとんどは医師に任せて問題ありません。
ただ、一カ所だけ、「日常生活能力の判定」の欄については、あなたの状態をきちんと医師に伝えなければ、正確に記載してもらうことが難しくなります。そして、その記載内容が手帳の判定にとても重要なのです。
ですから、自分の生活能力がどれに該当するのか、考えてみましょう。
この項目は、単身生活を送った場合を想定しています。
現在の生活が、家族に支えられているから成り立っているのであれば、一人であったらどうなのかを考えます。
申請時、恥ずかしながら、「ひまわり」は、家族に支えられてなんとか生活している状況でした。
この一つ一つの欄のどこに自分が該当するのか、「ひまわり」は家族に相談しました。
生活の実態を、きちんと医師に伝えよう
検討した状況は、主治医にきちんと伝える必要があります。
自分の状況を、正確に、診断書に記入してもらうためです。
家族に相談して検討した結果、「ひまわり」は、「自発的にできるが援助が必要」「自発的にはできないが援助があればできる」が多い状況でした。
でも、それを自分で主治医に伝えられるという自信はありませんでした。
情けない話ですが、「ひまわり」は通院時、家族についてきてもらいました。
そして、家族から、自分の状況を伝えてもらったのです。
自分できちんと伝える自信がない方は、家族など、親しい方から医師に伝えてもらうというのも手段の一つです。
メモをして持って行くのもいいでしょう。
自分で伝えられなくても、とにかく、実態は正確に伝えましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、手帳の申請は、手帳が取得できるのかどうか、何級になるのかが決まる、大事なものです。
だから、この3つのポイントをきっちりおさえるのが大事だと「ひまわり」は感じています。
・「日常生活能力の判定」の欄について考える
・生活の実態を、きちんと医師に伝える
結果的に、「ひまわり」は精神障害者手帳の3級を取得できました。
主たる精神障害は「注意欠陥多動性障害」です。
発達障害でも、症状が重い場合は手帳が取得可能です。
現に、「ひまわり」はADHDで手帳を取得しています。
手帳の取得を希望される方は、上の3つのポイントを確認してみて下さい。
手帳申請時の参考になれば幸いです。
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