発達障害について情報発信するブログです

障害のある子どもの進学について 学校・学級の分類

教育

こんにちは。ひまわりです。
特別支援学校の教諭を勤めた後、休職を経て、退職して現在に至ります。

今回は、学校勤務の経験をいかし、支援を受けられる学校・学級の分類を分類していきます。

今回の記事では、発達障害だけでなく、障害のある子ども全般を対象にしています。
個別の事例に対し、特定の学校や学級を勧めるものではないことにご注意下さい

でも、そもそも、システムがよくわからないよ

じゃあ、説明するね

学校学級の分類

今回の記事はこんな事を目指します

・学校の分類を知る
・学級の分類を知る

小・中学校

小学校・中学校は義務教育のため、学校・学級の分類は同じになります。

小・中学校 一般級

いわゆる一般の学校で、障害のない子どもと一緒に学習します。
標準人数は40人(自治体によって変動有)。

基本的に教員1人が、クラス全体の指導にあたります。
学習の進度は、指導要領に定められた通りとなります。

通級指導教室

一般級に在籍して授業を受けながら、個別の指導を受ける教室です。
詳しくは、別の記事で述べます。

特別支援学級

標準人数は8名程度(障害によって変動有)。
一般級ではなく「特別支援学級」の在籍となり、主に支援学級で授業を受けることになります。
一般級に行くのは「交流」となります。

注意が必要なのは、特別支援学級では、一般級とは成績評価の方法が異なるということ。

特別支援学校 小学部・中学部

特別支援学校は障害のある子どものための学校です。
そのため、障害のない子どもは入学することはできません。

障害の分類によって、通学できる学校が決まります(重複障害の場合はケースバイケース)。
また、一般級とは指導教科等が異なることに、注意が必要です。

義務教育以降の高等教育

高等学校 普通科、専門科(含 定時制・通信制など)

「高校」といって連想されやすいのがこちら。
普通科、商業科、工業科など、専攻は様々です。
学習指導要領などで、教育課程が定められています。

少数ですが、高等学校の中にも、特別支援学級や通級指導教室のある学校も存在します。
学校によって指導内容が異なりますので、予め確認しておくのが望ましいでしょう。

専門学校

中学を卒業して、すぐに専門学校に入学することも可能です。
三年制の高等専修学校では、高校卒業と同様の資格を得られるケースもあります。

特別支援学校・高等部

小学部・中学部と同様、障害のある子どものための学校です。
高等学校とは指導内容が異なります。

特別支援学校高等部を卒業した場合、いわゆる「高卒」資格は取得できません
「特別支援学校高等部卒業」という資格になることに、注意が必要です。

高等特別支援学校

一般の「特別支援学校」は障害がある生徒はおおよそすべて入学が出来るのに対し、こちらは入学選抜があります。
また、教育内容、就労先なども、「特別支援学校」と異なることがあります。

ただし、卒業資格が「特別支援学校高等部卒業」となるのは特別支援学校と同様です

その他の学校

高等専門学校(いわゆる高専)や、自衛隊の高等工科学校などがこちらにあたります。
学校によって、支援内容は異なります。事前に確認しましょう。

まとめ

以上は公立学校についての説明です。私立学校については情報が異なる可能性があります。

進学の度に、学校や学級の選択に悩まれることと思います。

慎重な進路選択が望ましいでしょう。

 

 

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