こんにちは。ひまわり(@hattatsusurvive)です。
2020年9月6日、京都の当事者研究会「宇宙生活」に参加してきました!
ユニークな名前の当事者研究会、一体どんなものなのでしょうか。
今回は、その感想をお伝えしたいと思います。
今回の開催を知ったのは、Twitterでのこんな告知でした。
9月6日(日)18時00分?20時30分に、当事者研究会「宇宙生活」を京都で開催します。当時者はもちろん、支援者や家族も歓迎。【テーマ例】人間関係、不安、学校生活、いじめ、アダルトチルドレン、貧困、女性差別、精神疾患、発達障害、LGBTQ+、依存症、身体障害、難病、高齢者問題、ホームレスなど。 pic.twitter.com/ckAl9lc7Bx
— マコト@月と地球 (@tsukitochikyuu) August 24, 2020
テーマ例に魅力を感じ、はじめて参加させていただきました。
悩み事を話す場所としては、「自助会」もありますが、こちらは「当事者研究会」。
似ているようですが、毛色がちょっと違います。
「自助会」や「当事者研究会」については、説明すると長くなるので、今回はちょっと割愛。
(また別記事で解説しますね)
9月6日開催された会についてのみ、感想をお伝えします。
「宇宙生活」に参加してみて
今回参加した会は、京都で開催されている当事者研究会です。
参加した感想を短くお伝えすると、「わかりやすい!」「スッキリ!」というものです。
ルールが明確でわかりやすい!
わかりやすさのポイントとしては、ルールが明確であるということ。
会では、最初にこんなルールが提示されました。
文字にまとめると、こうなります。
・傾聴
・守秘義務
・入退室自由
・自分にも他人にも優しく
・否定しない
・説教しない
・上から目線の助言をしない
「自分自身で、共に」というのは、当事者研究の発祥の地、べてるの家のスローガンでもあります。
(「べてるの家」についても、またの機会に別記事にまとめたいと思います)
個人的には、守秘義務も嬉しい点の一つ。
秘密が守られるからこそ、安心して自分の困り事を語ることができると感じました。
進行方法
進行方法は、主催者の方が司会しながら、困り事をホワイトボードに図式化していくという方法で行われました。
視覚優位の私には、ホワイトボードが見やすくてわかりやすかったよ!
では、詳しい進行方法もご紹介します。
自己紹介
まずはこちら。
参加者が、簡単な自己紹介をしていきます。
私はASD/ADHDがあること、二次障害があることを話したよ
無理強いはありませんので、話せる範囲で話すというスタンスで大丈夫です!
困り事を発表
自己紹介の後は、参加者が順番に困り事を発表していきます。
小さな困り事でも、深刻な困り事でもOK!
発表された困り事を研究!
先にあった悩み事を、悩み事の当事者を含めて、その場にいる全員で研究していきます。
研究とはいっても、堅苦しい雰囲気はゼロ!
終始なごやかな雰囲気で意見を出し合いました。
解決方法を探るのはもちろん。
今回は、「それは悩まなくても良いのでは?」という、あえて解決方法を探らない(?)意見も出ました!
順番に、参加者全員の悩み事を研究していきます。
内容は割愛しますが、どれも有意義な研究だったと思います!
研究っていっても、難しく考えなくて大丈夫だったよ!
感想
最後に、会に参加した感想を一言ずつ。
他の人の感想に共感することも多く、和やかな雰囲気のまま、終了しました。
参加して感じた効果
今回はじめて参加させていただいたこちらの会。
参加することで感じた効果をまとめます。
話すことでスッキリ
前述の通り、こちらの会では、守秘義務を守ることが約束されています。
そのため、安心して自分の悩みを話すことができます。
私も自分の困り事を話すことで、スッキリした気持ちになれました。
自分と困り事を切り離して考えられる
みんなで研究していく過程を通して、困り事を客観的に見ることができました。
それまで自分の中で悶々と抱えていた悩み事が、自分から切り離されていく感覚がしたんです。
困り事が視覚化される
ホワイトボードで視覚化されることで、情報が捉えやすくなります。
主催者の方が、図式化して下さるので、さらに困り事の本質も見えてきます。
人の悩みを研究すること
今回の会で感じたのは、自分の困り事だけでなく、他の方の困り事を聞く効果について。
困り事がその人から切り離されていく過程を通じて、みんながその問題に主体的に取り組む。
私には、そんな感覚がしました。
自分の困り事を解決するのはもちろん、大切です。
でも、人の困り事も、自分の中にあるものに気付くきかっけになるんじゃないか。
そんな風に感じたんです。
「当事者研究」は面白い!?
今回、こちらの会に参加することで、当事者研究って面白い!と感じることができました。
とても楽しかったので、別の日程のこちらの会にも、他の当事者研究会にも参加したいと思っています。
そんな風に感じさせていただけた「宇宙生活」には、とても感謝しています。
またレポートするよ!
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