病院で発達障害と診断された。
そんなとき、気になりませんか?
そういえば、発達障害で、障害者手帳って取れるのかな?
ひまわりは、ADHDで手帳を取得した一人です。
でも、最初は、手帳のことは知りませんでした。
そして、それが自分にかかわることも、全く知らなかったのです。
今回は、ひまわりがどのようにして手帳を取るに至ったか、体験談をお伝えします。
長くなりますので、2回に分けて記事にしますね。
ひまわりが手帳の存在を知るまで
ひまわりが手帳の存在を知ったのは、偶然でした。
二次障害が酷かった頃も、なんとか通院はできていました。
(二次障害についてはまた別に説明しますね)
けれど、通院以外はベッドで横になって過ごしている。
そんな状況でした。
家からほとんど出ないため、情報は限られていました。
横になっていても見られる、スマホやタブレットからの情報。
家族からの伝え聞き。
それでも、そんな状況で、ひまわりはこんなことを考えていました。
薬代が高い・・・・・・なんとかならないかなぁ
検索して知ったのは・・・・・・
自立支援医療制度!!
それは、こんな制度です。
今になって思えば、病院で聞けばよかったと思います。
実際に、後になって、医師からこちらの制度を紹介されたので。
けれど、そのときは、病院で聞くという選択が思い浮かびませんでした。
制度=役所、という思い込みがあったのかもしれません。
ひまわりは、フラフラした体を引きずるようにして、役所に駆け込みました。
役所で教えてもらう
すみません。自立支援医療について知りたいのですが
はいはい。自立支援医療ですね
役所の方は親切でした。
ボーっとした頭でもわかるよう、優しく、制度について教えてくれたのです。
そのとき、こんな事を言われました。
手帳は一緒に申請されますか?
手帳・・・・・・?
一緒に申請すると、申請が一度で済みます
そして、教えてもらいました。
自立支援医療制度は年に1度更新があること。
同時に申請すれば、手帳の更新時(2年に1度)には、申請が一度で済むこと。
ひまわりは必死にメモを取りながら、こんな事を考えていました。
手帳かぁ・・・・・・それって、私に関係あるのかなぁ
でも、「申請が一度で済む」という事だけは記憶に残りました。
なぜかといえば、当時通っていた病院は、診断書が1通5千円もしたのです。
2回診断書を書いてもらえば、1万円が吹っ飛ぶ計算です。
申請するなら、一緒にしてしまいたいなぁ
なぜか一旦忘れる
ところが、ひまわりは、家に帰ってから、この事を一旦忘れてしまいます。
役所に行くだけで体力が奪われ、また寝込んでしまったのです。
そして、その制度のことも、一度忘れてしまいます。
申請に至るまで
そんな酷い状況でも、通院しなければ、薬を処方して貰えません。
病院で自立支援医療制度について教えてもらう
ヘトヘトになりながら病院に行ったとき、医師がこう切り出しました。
ひまわりさん、ストラテラ飲んでみない?
ストラテラって何ですか?
その日の診察より前に、ひまわりはADHDだと診断されていました。
ところが、二次障害が酷く、それまではそちらの薬だけを飲んでいたのです。
医師の話で覚えているのは、ストラテラがADHDの薬であるということ。
そして、高価だということ。
だから、こういう制度を利用した方がいいと思うんだ
医師が差し出したのは、まさに自立支援医療の申請書でした。
ああ、あれだ!!
忘れていた制度を、急に思い出したのです。
手帳のことも聞いてみた
「申請が一度で済む」という言葉も、ひまわりは思い出していました。
だから、聞いてみたんです。
先生、わたし、手帳とれますか?
手帳? ああ、そうだね。今の状況ならとれると思うよ
だったら、自立支援医療と一緒に申請したいんですが
医師は、何やらパソコンとにらめっこ。
初診が○月○日だから・・・・・・もうすぐ申請できるね
そうです。
後からわかったのですが、手帳の申請は、初診日から半年経ってから。
ひまわりは、このとき、初診日から5ヶ月が経っていました。
ということは、半年が経つ、次の月には申請できるとのこと。
じゃあ、そのときに同時に申請します
わかったー
こうして、ストラテラの服薬と、次の月の申請が決まったのです。
申請できるまで待つ
こんな流れで手帳を申請することになったのですが、申請まで1月待たなければなりません。
服薬することになったストラテラは、鼻血が出る程高かったです。
こんなに高いから、自立支援医療って制度があるんだなぁ
それでも、2回申請すれば、診断書のお金が倍になってしまいます。
ヒーヒー言いながら、ひまわりは次の月を待ちました。
実際に申請してから、手帳を取得するまでの流れは次の記事で。
コメント