こんにちは。ひまわり(@hattatsusurvive)です。
今日は、初のレビュー記事。
対象はこちらの、テレビ番組です。
かんさい熱視線「境界知能~“気づかれない人たち”をどう支えるか~」。
とても良い番組でしたので、ご紹介したいと思います。
(リンクは「かんさい熱視線」のトップページになります)
2020年1月14日、近畿地方で放送された番組です。
今回は、その番組内容を簡単にまとめ、解説を交えながら、感想を述べていきます。
2020年1月14日「かんさい熱視線」まとめ
まず、番組の中身を紹介していきます。
境界知能(いわゆる、知的ボーダー)とは
今回の番組のテーマ「境界知能」とは何を指すのでしょうか。
まずは、番組の説明から見ていきましょう。
番組では図を交えながら解説していました。
そこで、この記事でも簡単な図を示して、説明していきます。
まず、知能指数は100を平均値とし、下記のグラフのような正規分布となります。
85~115は頻出値で、番組では「平均的」と紹介されていました。
70より下は「知的障害」とされ、その中間領域、71~84を「境界知能」と定義。
この番組では、それをテーマにしていました。
境界知能の方の割合
では、境界知能の方の割合や人口はどのくらいなのでしょうか。
以下のような紹介がされていました。
・おおよそ1700万人
番組では、複数の大人の境界知能の方の紹介もありました。
発達障害と境界知能の関係
番組では、発達障害と境界知能との関係についても説明がなされました。
IQと発達障害とは明確な相関はないということです。
知的障害や境界領域であるからといって、発達障害になるというわけではありません。
関西で広がる、子どものトレーニング(勉強)
困難のある子どもたちへのトレーニングも紹介されます。
大阪のある学校では、一般のクラスとは別に、苦手な分野だけを特別な教室で学ぶことができます。
漢字が苦手な子どもには、点を線でつなぐ、「点つなぎ」を行って、文字認識の機能を高めています。
他にも、数字が苦手な子ども用の課題など、30種類以上のトレーニングの用意も。
そうしたトレーニングの結果、およそ3割の子どもが一般のクラスの授業に戻っていくそうです。
苦手な分野だけを学ぶ教室ということだから、「通級指導教室」に分類されると考えられるよ
通級指導教室についてはこちら。
視聴からみえてきた問題
番組から見えてきたのは、軽度知的障害・境界知能が見逃されきた方の問題でした。
早期発見・診断の必要性
境界知能であることを発見するのは、早期が望ましい、ということ。
先述のようなトレーニングや支援に繋がる可能性があるからです。
これはどの障害や特性にも言えることだね。
「早期発見・早期治療」は特別支援教育の分野でも大切だと言われているよ。
今後の「かんさい熱視線」に対する期待
さて、ここまで、番組の振り返りをしてきました。
今まで注目されることの少なかった、かつ、センシティブな問題について、真摯に取り組んでいたと感じます。
とりあえず再放送を!!
ということで、まずは要望を。
とても良い番組だったため、広く視聴されてほしい、と、ひまわりは思います。
そのために、再放送をお願いしたいと思います。
今後の取材の継続を要望する
番組の最後には、「境界知能」についての感想や意見を求められていました。
番組のHPには入力フォームもあります。
ひまわりは、こういった問題について、更なる調査・報道を望みます。
とっても良い番組でした!
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